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走ったこと感じたこと

ランニング小説

最近、小説って読んでなかったのですが、パラパラと手にとってみて面白そうなので読みました。

ラン (角川文庫)

ラン (角川文庫)


内容は、タイトルの通り走る話です。あの世との間に約40kmの道があり、日没から日付が変わるまで(だいたい6時間)に走りきれば、生きたままでもそこに辿りつくことができる!死んだ家族のために40kmを6時間で走ることが必要になった主人公の環さんは、ランニングサークルに入って仲間たちとフルマラソン完走を目指すことになる。…というお話。設定は突拍子もない感じです。

最初はまともに走ることも出来なかったり、10kmという距離が非常に高いハードルだったり、モチベーション低下したり、走り始めたころの気持ちを思い出させ、爽やかな読後感を得ました。設定は突拍子もないものの、そんなことを気にさせない、たぶん市民ランナーなら共感できる小説です。