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走ったこと感じたこと

Friday Midnight Trail Run in the Rain

金曜、終電近い電車で高尾山口に向かいました。何のためかといえば、夜を徹して、高尾の縦走コースを走るのです。ちょっとした修行です。ラン仲間と3人で行ってきました。

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いくつかのトレイルレースでは、夜を越えてトレイルに入らなければならないので、夜の山に慣れることが大事です。また、もっとシンプルに、昼間と違う表情を見せる山を楽しみたいというのも今回のナイトランの目的。

しかし、高尾山口に着くと、雨。予報では1時間1mmも無い程度の小雨とのことでしたが、実際にはざーざーと音を立てて降っています。少し躊躇したものの雨対策の装備で来ており、危険はないと判断し、ヘッドライトを点けて山に入りました。

登山道はぬかるみ、ところどころ水路のようになっていました。暗い中を走っていると、普段より道が長く感じられます。雨でヘッドライトが届く距離が短くなり、より視界が制限されるので、いつもの夜ラン以上に手探りで走っている感じがします。ヘッドライトだけでは視界確保が不十分で、途中からはハンドライトも投入。

雨の対策でインナーにはファイントラックのフラッドラッシュスキンメッシュを着ていました。やっぱりこれが正解で、レインウェアの中が汗で蒸しても、肌と触れるところはドライな状態を保ってくれました。雨の中を走っていると、透湿性高いレインウェアでも、やっぱり中は汗で蒸してくるので、不快感が避けられません。ウェアが濡れたまま、休憩すると一気に体温が奪われたりしますし…。

そんなわけで、闇の中をややビビりながらも、順調に進んでいました。高尾山頂を越え、小仏城山に差し掛かった辺りで、雨足が強くなってきました。予報では2時3時くらいを過ぎれば、雨は弱くなるはず…。そう信じて前に進みます。

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景信山に到着しても、雨は強いまま。時刻は午前3時。このまま陣馬山まで行くか、高尾山口へ引き返すか?雨は強くなっているので、今日はムリをせず引き返すことにしました。

普段なら高尾の縦走コースの復路は走りやすいですが、雨で滑りやすく、今日は緊張しながらのラン。高尾山頂からの下りも、舗装された1号路を選択。

朝5時、空が明るくなってきた頃に、下山完了。またしても、山の厳しさを知らしめられました。そして、ビールで乾杯。長かった花金の夜が明けていきます…。

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今度は晴れた夜に星空を眺めながら陣馬山まで走りたいです…。きっと夜明けの空も美しいはず。